決算直前110番 勘定科目の使い方
どの勘定科目を使うか?実は、適当でもOK?
通常、帳簿の大半は、経費の支払いを占めます。
そして、経費を入力する際、どの勘定科目を入れよう?と悩む方も多いと思います。
結論は、それほど悩む必要はないけれど、ある程度は悩んだほうがいい、ということになります。
なぜ、それほど悩む必要はないのか?
純粋に税金計算の面だけから言うと、どの科目を使おうとも税金の金額が変わらないことが多いからです。
税金の金額が変わらなければ税務署が税務調査に来たとしても文句を言いません。
例えば、文房具は、消耗品費なのか?それとも事務用品費なのか?
どれで処理しても税額は変わらないので、どちらでもいいのです。
適当に勘定科目を使うと、税務署に目を付けられやすい?
でも、だからといって、でたらめに勘定科目を使ってもいい、というわけではなく、ある程度は勘定科目の使い方に気を使ってください。
というのは、全くでたらめな勘定科目を使うと、税務署から見たとき目立つ恐れがあるからです。
例えば、会社が負担する健康保険や厚生年金保険料は通常「法定福利費」という勘定で処理します。
これを「保険料」勘定で処理していまうとどうでしょう?
会計・税務のプロから見ると、「保険料」勘定は損害保険や生命保険等の掛金を記帳する科目で、社会保険を記帳する科目ではありません。
ですから、「保険料」勘定に金額が入っている、ということは、何らかの私的な保険に入っている、というふうに思われます。
実は、通常の損害保険・生命保険は、税務署としてはいろいろな突っ込み所がある取引です。
例えば、下記のような論点があります。
- 私的な保険料を会社で負担しているのではないか?
- 本当は費用計上してはいけない保険料を費用にしているのではないか?
また、このような損害保険や生命保険は、節税を考える会社が加入するケースもあります。そのため、ひょっとしたら見た目よりも利益がたくさん出ているのではないか?等と税務署に勘ぐられて、税務調査に来られることもありえないとは言い切れません。
こういう例の他にも、科目の使い方が常識離れしていると、誤解を生んでしまうケースもあり得ます。
ですから、やはり(会計的な)常識の範囲で、勘定科目をきちんと使うことをおすすめします。
勘定科目をきちんと使えるか不安がある・・
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内容をチェックしたうえで、適切な勘定科目の使い方をお教えいたします。
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